夕飯の後片付けも終わり、ゆっくりと過ぎる時間。寝る時間にはまだ程遠く、どこか出かけるには足りないという中途半端な
長さだったが、特別用事も無いので帰りに買ってきた漫画雑誌を読んでいた。おかんはテレビを見て時折楽しそうに
声を上げている。普通に見ると年端も行かない少女なのだが、煎餅をかじりながらテレビに釘付けになっている姿は明らかに
オバサンそのものだった。その時、画面が変わり水着を着た女性がステージの上を歩いている場面になった。そういや、もう
今年の新作水着が発表される頃だ。画面に出てくる女性は皆スタイル抜群で、美人ぞろいだ。…まぁ、当たり前か。
「いいなー、今年は海にいこうかな〜」
「去年までは嫌がってただろ」
「それはお肌が気になるからなの。でも今はそんな心配しなくていいし〜」
…確かに、若くなった分肌につやはあるさ。だが、いくらなんでも若くなりすぎだ。
「きわどい水着にでも挑戦してみようかしら…」
「やめとけ、ガキが背伸びしてるようにしか見えないから」
「むっ、親にそういう口を聞くとは」
「あのな、この際言っとくが、今のおかんに似合うのはスクール水着ぐらいだぞ?」
「ス、スクール水着!?」
「中学生でその体型は無いだろ…」
ほとんど膨らみのない胸、僅かにくびれているだけの腰、胸と同じく発育途上の尻。全身から偏った嗜好に合ったオーラを放って
いるのは紛れもない事実だ。
「それじゃあ、似合うかどうか試してみようじゃない」
自信ありげに笑うと、おかんは2階へと上がって行った。…第一スクール水着なんてあるのかよ? そんな疑問は数十分後に明らかに
なるのであった。2階から降りてきたおかんは、紺一色の水着を纏い、俺の前に姿を見せた。

「どう? やっぱり私にはもう少し派手な柄の方が…」
ブッ!!(←鼻血)
「わっ!? ど、どうしたの!?」
俺に近寄り、ティッシュの詰め物を鼻にしようとするおかん。だが、近づけば近づくほど興奮して鼻血は止まらず、おまけに慌てて
やるもんだから体がたびたび俺と密着する。その度、俺は背徳的で甘美な気持ちが高まり…
ぷしっ!!(←噴出)
「隆之っ! 隆之ぃ!!」
俺、もうダメかも… 薄れ行く意識の中、おかんの幼児体型とスクール水着の織り成す凶悪な美しさがやけに頭に焼き付いて離れなかった。
戻る